スピーカーネットワークの基本はコイルとコンデンサーの組み合わせです。
コンデンサー(μF):
高い周波数(高域)を通し、低い周波数(低域)は通しにくいという特性を持つ。
=ハイパスフィルター
コイル(mH):
低い周波数(低域)を通し、高い周波数(高域)は通しにくいという特性を持つ。
=ローパスフィルター
この特性を利用することによりネットワークを作成していきます。
一般的なスピーカー用ネットワークを作成するときに必要なコイル、コンデンサーの値はフィルターの種類を決め、使用するスピーカーユニットのインピーダンス(Ω)とクロスオーバー周波数(Hz)を下記の計算式に当てはめることによって算出することができます。
ただしこれによって算出された値はおおよその目安であり参考値です。実際には計測や聴感した上で再調整をしてください。
C(コンデンサー/μF)
L(コイル/mH)
f(クロスオーバー周波数/Hz)
R(使用するスピーカーのインピーダンス/Ω)
(素子数:各1個)
(素子数:各2個)
カットオフ特性が良く最も一般的に使用される
減衰量:6dB/Oct. -3dBクロス 素子数:各1個
カットオフ特性が良く最も一般的に使用される
減衰量:12dB/Oct. -3dBクロス 素子数:各2個
なだらかな特性で群遅延性がフラット
減衰量:12dB/Oct. -3dB クロス 素子数:各2個
クロスポイント付近が強く出すぎる場合に使用
減衰量:12dB/Oct. -6dB クロス 素子数:各2個
若干のうねりが出るがカットオフ特性が良くなる
減衰量:12dB/Oct. -3dB クロス 素子数:各2個